銭箱・トヨヒラ間は歩くと一日行程で、その中間にあたるハッサム(ベツカウスとも呼ばれた)には、
小休所(御昼所)が設置された。
イシカリ改革の折、
恵比須屋(岡田)半兵衛に、「其方義セニハコよりトヨヒラへ之山道昼所手前へ
小休所取建、幷サンタラヘツ辺へ見世相開
在住之向日用諸品仕入置無差支様売上致へし」と、申渡されている。ここでいわれている「
小休所」は、ハッサムの
小休所のことである。すでにこれ以前に粗末な「昼所」が建てられていたが、この手前に新たな「
小休所」を建設する予定をたてたのであろう。