札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第1巻 通史1

第二編 先史の札幌

第四章 続縄文時代

第二節 遺跡の分布

旧琴似川流域の遺跡

 北海道大学構内は広大な面積を有し、敷地のほぼ全域にわたり何らかのかたちで先史時代の遺跡が発見されている。旧琴似川の支流「サクシュ琴似川」に関連する地区二カ所(ポプラ並木東地区、北一七条西五丁目地区)で、それぞれ「北大式土器」、「後北C2・D式土器」が発見されている。
 ポプラ並木東地区では楕円形プランの土壙墓が七個発見され壙底面には副葬品として滑石製の非常に小さな玉、ガラス玉が多数検出されている。
 北一七条西五丁目地区は、K一三五遺跡四丁目地区のありようと類似した遺跡であり、四カ所の焼土(焚火跡)と「後北C2・D式土器」が得られている。
 他にも、旧琴似川に関連する遺跡は多数ある。N三一一遺跡(西区琴似一条三丁目)、N一五七遺跡(西区琴似一条三丁目)、N二三遺跡(西区二十四軒三条五丁目)、N二八遺跡(西区二十四軒二条四丁目)、N一七〇遺跡(西区琴似一条三丁目)、C四七八遺跡(中央区北一条東三丁目)、C四八〇遺跡(中央区北一・二条西二二丁目)の七カ所において後北式土器が試掘調査、分布調査で検出されている。