札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第1巻 通史1

第二編 先史の札幌

第三章 縄文時代

第四節 晩期

一 遺跡の分布

豊平区の遺跡

 ラウネナイ川右岸の標高約六〇メートルの西向きの傾斜面に存在する。早期・中期の遺物を発見しているが、遺跡の主体は晩期後葉である。
 晩期の遺構は、竪穴住居跡一軒、墓壙と考えられる土壙六九個、葬送儀礼によると思われる焼土二四カ所、石囲い炉一個と墓に伴う人頭大の石多数が出土している。石は、集中して発見されるものが三カ所あり、しかも火を受けた痕跡が認められる。
 副葬品は、質・量ともに少なく、石製の垂玉一点が注目される。