札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第1巻 通史1

第二編 先史の札幌

第三章 縄文時代

第四節 晩期

一 遺跡の分布

白石区の遺跡

 野津幌川右岸の標高二七メートル前後の段丘上に位置する。西から東に湾入する小支谷を取りまく状態で遺跡が存在する。この谷には、良好な湧水が見られた。
 早期・中期・晩期・続縄文時代の墓壙と考えられる土壙七六九個と、陥し穴三一個が発見された。
 墓壙内からの出土遺物がきわめて少なく、晩期に属する墓壙のみを確実に抽出することが困難であるが、少なくとも九〇個近くは晩期とすることができそうである。
 副葬品と見られる土器・石器などは、質・量ともにきわめて少ない。