札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第1巻 通史1

第一編 札幌の自然史

第三章 野幌丘陵の地層

第一節 野幌丘陵の土台

 裏の沢層の上位に、不整合に堆積した地層である。時代は前期更新世の末期から中期更新世初期(約九〇万年前~六〇万年前頃)にまたがるものと考えられている。
 この地層の基底には、哺乳動物化石や貝化石を含む砂礫層がみられる。礫種は砂岩・珪岩などが多く、安山岩は少ない。基底砂礫層の上位には、中粒砂とシルトの互層(*4)・細礫まじりの砂層・シルトと砂の縞状互層、そして、最上部は亜炭層をはさむ青灰色シルト層となっている。この青灰色シルト層からは散点的に貝化石が産出する。また、大曲川沿いに分布する最上部層中の亜炭層は、太平洋戦争の頃、燃料資源として採掘されたこともある。
 
 *4 互層(ごそう) 岩質の異なる単層が交互に繰り返し重なりあった地層。