札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第1巻 通史1

第一編 札幌の自然史

第一章 地形の特性

第三節 扇状地と河岸段丘

 典型的な河岸段丘は豊平川流域の定山渓から石山の間でよくみることができる。これらの段丘は大きく二段に区分される。高い段丘は現河床からの比高が四〇~五〇メートルで、藤の沢と簾舞との間の豊平川右岸に分布する。地表面は豊平川に向かって緩く傾斜し起伏に富んでいる。この段丘堆積物は支笏軽石流堆積物をおおっている。低い段丘は現河床面との比高が一二~一三メートルである。この低い段丘群は二~三段に細区分できるが、平坦面の保存は高い段丘にくらべて良好である。
 このほか、厚別川流域にも河床面との比高が五~一〇メートルを示す河岸段丘がみられる。