日本動物誌 図版 索引画面

『日本動物誌』について

シーボルトは、日本で収集したたくさんの標本を本国オランダへ送り、1830年に帰国するとライデン市の国立自然史博物館館長テミンクと館員シュレーゲル、 デ・ハーンの協力を得て、1833年から1850年にかけて美しい図版を豊富に配した『FAUNA JAPONICA』(日本動物誌)全五巻を刊行しました。
その内容は、甲殻類篇(1833~1850)、哺乳動物篇(1842~1844)、鳥類篇(1844~1850)、は虫類篇(1842~1844)、魚類篇(1842~1850)と分かれており、 約820種の動物を4000点を超える図版を添えて紹介しています。シーボルトは、このほかにも棘皮動物篇の図版を準備していたようですし、たくさんの貝類も収集していましたが、動物誌棘皮動物篇、貝類篇が刊行に至らず未完におわっているのは大変残念です。
図版の印刷は、単色の石版刷りに1枚1枚手彩色を施した美しいもので、特に第四巻の魚類篇の図版の多くは長崎の絵師川原慶賀の絵が原画として使われ、ムツゴロウやエツなど有明海の珍しい魚も収録されています。
出版当時は分冊形式で刊行され、各編分冊が同時進行でバラバラに刊行されているため、今では全巻を収集し製本保存されているのは世界でもきわめて希少な存在になっています。 当館所蔵本では、哺乳動物篇と鳥類篇が合冊製本されていますので、外観は全四冊の豪華な革装丁本になっています。

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    ※和名・学名は『シーボルト ファウナヤポニカ 解説』酒井恒(解説者代表)講談社 1975年刊 によります。
    鳥類については『シーボルト日本鳥類図譜』山階芳麿(監修解説)株式会社 文有 1984年刊 によります。
    (現在の学名と違うことがわかった場合は訂正しています。)

図版番号 図版 和名 学名(原本) 現在の学名