東金市/東金市デジタル歴史館

第Ⅲ章 「絵」・地図の世界

「絵」(絵画・絵図)の歴史的価値は、描かれている画像のみに限られるのではなく、この画像を通して得られる当時の世俗や町並みの情報も付加されましょう。これは次章の「第Ⅳ章 画像と絵はがきの世界(準備中)」にて、より具体的な映像となりますが、ここでは歴史的価値の高い「絵」と古地図等にスポットをあてます。

【鎌倉時代】
画像資料名資料の概要解説
絹本着色天台大師像絹本着色天台大師像千葉県指定有形文化財。最福寺所蔵。鎌倉時代後期の制作。県下では稀な天台宗祖師の肖像画であり、その制作年代から古例に属する。特色ある絵画として歴史的価値は高い。「大師像」の歴史的評価
【江戸時代の「絵」】
画像資料名資料の概要解説
貞亨ニ年裁許図(上宿区)貞亨ニ年裁許図(上宿区)上総国山邊郡東金町と同郡台方村との水争い(水論)を裁いた判決文。貞亨二年(1685)。
元禄七年裁許図(上宿区)元禄七年裁許図(上宿区)上総国山邊郡東金町押堀村川場村堀上村と同郡台方郡による用水堀の争いを裁いた判決文。元禄七年(1694)。
宝暦八年裁許図(上宿区)宝暦八年裁許図(上宿区)上総国山邊郡台方村が同郡東金町に対して各手樋の取り決めの再確認を起こした訴え。宝暦八年(1758)
貞亨三年裁許図(石橋家)貞亨三年裁許図(石橋家)上総国山邊郡家子村と同郡道庭村による水争い(水論)を裁いた判決文。貞享三年(1686)。
宝永二年裁許図(石橋家)宝永二年裁許図(石橋家)小間子野に関する入会地の問題を裁いた判決文。宝永二年(1705)。
準備中三社神社絵馬「農耕絵馬」市指定有形民俗文化財。四季農耕図絵馬。作者不詳、三社神社蔵。明和二年(1765)に奉納されたものを慶応二年(1866)に修復あるいは書き写して奉納。県内最古の農耕図絵馬と考えられる。(画像は千葉県文書館より借用)
春秋田園風俗図屏風春秋田園風俗図屏風朝岡興禎筆「春秋田園風俗図屏風」市指定有形文化財(絵画)。六曲一双。朝岡興禎の画業はあまり知られないが、画家辞典として画期的な『古画備考』を著した人物。(画像は城西国際大学水田美術館より借用)
小間子牧全図小間子牧全図原図は世田谷区の満願寺所蔵の「小間子牧実測図」(享保七年1722年)。当時の主要道路が画かれており、特に山邊地域には「御成街道」も記載されている。(画像は千葉市郷土資料館より借用)
捕馬の図(下図)捕馬の図(下図)「野馬捕」に関わる場面を描いた絵。野馬の捕獲、焼印、役人の協議、見物人(土手の上)などの各場面が描かれている。川島関山画 個人蔵(八街市指定文化財)
【明治時代の東金】
画像資料名資料の概要解説
準備中大野茶園資料「東嘉園画巻」市指定有形文化財。東金が嘗てお茶の名産地であった頃を示す絵画。岩崎出身の画家 飯田林斎が大野茶園(東嘉園)の茶の製造過程を画き、茶園の主 大野伝兵衛(8代)に贈った。片貝の書家 大村蕉雨の序文、福俵出身の画家・史学者の安川柳渓の跋文も添えられている。個人所蔵
東金製糸場真景図東金染織学校東金製糸場真景図明治29~31年。個人所蔵。東金製糸場は東金町押堀(当時)の高宮清誠が八鶴湖の西北に創設した(今の大多和診療所付近)。安川柳渓作。(画像は城西国際大学水田美術館より借用)。写真は明治34年に郡立東金染織学校となった時の内部。のち校舎を県立東金女学校に譲り、大網に移転。大正時代には松尾実業学校と合併し、郡立女子実業学校(現県立松尾高等学校の前身)となる。
準備中明治二四年「八鶴館」絵馬日吉神社蔵。八鶴館(現八鶴亭)は明治17年頃、今の最福寺の駐車場に開業、その姿を示す最古の絵画(絵馬)。その後、大正時代に山武公会堂(戦後、ダイヤモンド劇場)が建てられた。奉献「東金町上宿 吉住小満吉敬伯」
第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図) 小野村山田村第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)成東町第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)松之郷村及近傍村落第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)瀧澤村、森村近傍村落第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)福俵村上谷村及近傍村落第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)片貝村及外九個村第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)西野村近傍第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)極楽寺村、八街村吉倉村松ケ谷村及外七個村第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)松ケ谷村及外七個村第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図) 作田村、本須賀村第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)姫嶋村、菱沼村及近傍明治時代の東金地図(『国土地理院迅速図』)第一軍管地方二万分一迅速図(明治前期測量フランス式彩色地図)。明治前期にほぼ全域の関東平野を実測した地図。当時の陸地測量部(現国土地理院)がフランスの技術を習得し作成。上総国山邊郡に関する地図を掲載。当時の地形及び町・道路等が詳細に描かれている。
【昭和時代の東金町】
画像資料名資料の概要解説
「東金町鳥瞰図」(昭和二年、松井天山)「東金町鳥瞰図」(昭和二年、松井天山)大正から昭和にかけて、東金町の町並みが俯瞰的に画かれている。施設名や商店名などが記載され、当時の町並みを具体的に知る貴重な史料である。